「シュウくん、あたし大丈夫だから!」

追いついたあげはが、シュウを見た。

シュウが、あげはをちらっと見た。




「ーーーーあげは。
簡単に許してばかりいたら、ダメだ。
あげは、甘すぎ。
こいつが素人じゃなきゃ
雄心が、強く無きゃ
あげはが、傷付いていた。

俺は、白みたいに甘くないよ?」





何故だか、カチンと来た。



「なんだよ、俺みたいに甘くないって!!
俺が甘いって「甘いだろう。龍とのことも何も解決してない。ぶち当たるわけでもない。
本心さらけ出さない。
怖さからの、逃げか?

龍だって仲間なんだよ!!」


そうだよ、仲間だよ。
いやーーーー。


「仲間だったよ。
あげはを、傷つける龍なんか
もうーーーー仲間じゃないっ」



自分だって昔、傷つけた。