「あげは、こっちおいでっ」

「ダメだよ、恥ずかしいよっ」

ほら、始まったーーーー。


横目に見れば、お決まりのカップル。

お披露目には、レイ達は来てない。
就職が、決まり真面目に働いてるらしい。

「あのさ、うざいんだけどーーーー
毎日毎日一緒に居て、全然熱冷めないね。
そろそろ冷めて俺んとこ来ない?」


「え、白、何言ってっ」

恥ずかしいのか、真っ赤なあげは。

可愛いけど、その可愛さを俺だけのものにしたくなる。

「ーーーー白。
いい加減、諦めろよ。」

龍だった。










「うるさいな!!
お前さえ居なきゃ、あげは、は俺のなんだよ!」








仲間だけどーーーー龍が嫌い。やたら、目に映る。

嫌な部分。
冷めない熱は、俺の方だ。

誰にも、渡したくない。