「うん、仲間達と。
海の家は再起不能だからさー、仲間達は買い出し。俺は、ゆっくりしてたとこ。

奇遇だね。あげはちゃんも、混ざらない?」


ーー!!!?



まさかの誘いに、あげはを守るように背中に隠した。


「ーー白?
どうしたの?」



君の声が、よく聞こえた。


前を見据えたら、雄心はーー目を見開いて見ていた。


「ーーーーあげはちゃんの彼氏?」


少し、戸惑った表情の雄心。


あーコイツ、あげはが好きだ。
直感だけど気づくのは、お互い同じ気持ちだからだ。


「あーそうだよ。
もしかして、あげはと同じ学校の人?
クラスメイト的な。
彼氏の、半澤白だよ。

よろしくなっ」


きっと、よろしくなんてしたくない筈。

だけど、ここは大人の対応で。

ニコリ、と笑ってやった。

「あー、はい。

あげはちゃんの彼氏って、社会人なんだね。
かっこいいし、、いいね。。」


なんだか、すごく落ち込んだ声色。








「雄心!!
買って来たぞ!ってあげはちゃんじゃん!!
雄心、どうした?
元気ねーな」



やかましい黒みたいなのが、現れた。

キャラ被るのを、きっと気づいてない側にいた筈の黒がいない。


「ーーこれでいい?
苦しくない?」

舞ちゃんーー?

砂に語りかける、舞ちゃんがいた。


いや、土の中の黒がいた。

首だけ出してやばい。