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レイが車を運転して、向かう場所は海。

オシャレしてと言った俺に、あげは、は可愛い花柄ミニワンピースを着て上機嫌。


ニコニコ笑っている。

あげはの右隣は俺。

左隣は、舞ちゃん。


「面白くねーな。
なんで、舞ちゃんの隣が俺じゃないわけ?」


不貞腐れ顔の、黒がいた。

助手席の黒は、振り返り睨んでいる。


「何を言うか、いい穴場の海知ってる話したの黒だろうが。
なら、知ったか振りやめろよ!」


運転席のレイは、ため息を零した。



「知ったか振りじゃない!!
マジ穴場だから!」

なら、普通に案内しろと言いたい。



どこの海でも、いいから穴場とか関係なしにして貰いたかった。


「やだね、人が、いない穴場スポットだからこそ行くんだよ。
誰が可愛い舞ちゃん、あげはちゃんの水着姿なんぞ、見せるか!」



そこには激しく同意。


たしかに、知らない男達に促したくはない。

俺は隣のあげはを見つめた。