「ーーーー俺らにも、あるよ。
意味。白は、真っ白な純粋な心のまま育つ様に」


白ーー?



知らなかった現実。




「俺は、一度、染まる黒に完全に染まらないように。だから、白がいる。
白が、消してくれるーー。


俺の、黒い部分。
消すのは、白かな。
名前なんか、単純。


お前達は、幽霊じゃない。

ちゃんとーーーー生きてる」




黒ーーーー。




名前なんか、嫌い。



だったのに。。

塗り替えられる。


「ーーーーあたしはあげは。


飛ばせる羽根は、あるよ?


前を向いて、これからを、生きて行こう!
生きてるんだからっ!」




あげはの両親ってーーーー。




「悪かった。


あげは、ごめんっ。
本当、ごめんっ」




俺はあげはに頭を下げた。