「ーーーーじゃあ、先生。
チューしてっ。」

「はあああ、なんなのこの子。
無理。
早く、寝ろっ。おやすみ」

背中向けられちゃったーーーー。


寂しい。
暗いし、怖い。


「グスッーーーー」


「はあ!?なんで、泣く!?」

だってーーーー。







「一緒に寝てるのに、ギュッとしてくれないし、チューもしてくれないし。

先生、私のこと好きでしょ?
なのに、なんもーーーーッ。」




ギシっーーーー。

それは、ベッドが軋む音。



私の腕は抑えられて、身動きが取れない。





「好きだよ。


好きだから、我慢してんだよ。



キスしたら、止まらなくなる。
それが、怖い。


だってまだ俺達、始まったばかりだから。
大切にしたいんだよっ。

怖い思いもしたしさあ。
焦っても、仕方ない。」


怖い思いーーーー?


そうだ、私夕方。


「だけどーーーー先生は、怖くない。


キスだけしたい。
せっかく、二人っきりなのに。
先生を独占したい」


みんなに優しく無くていいーーーー。