「蓮さんは、独占欲強すぎます。」


ドキドキするぐらい独占欲が強い。

「悪くねーだろ?
なあ、やっぱ今すぐ赤松に電話して別れろ」

え!突然なんで!?




「そりゃ、ゆあは俺のだから?」

ーーーーっ。


洗い物は、終わりーーーーだけど、足はそっちに行けず躊躇う。


ソファの上で、寛ぐ蓮さんはメガネをしていない。


つまり、保健室の先生じゃない。


「何してるわけ?
こっち来いよ?」


近づく蓮さんに、ドキドキが凄い。


「スマホ貸して、俺から話すわ」


えっ!!
「でもーーーーっ。「赤松には、渡さない」

ダメだ、そう感じてもーーーー囚われてしまう。
こんなに、好きになってしまった。


震える手で、スマホを渡した。



耳に充てがうスマホ。
直電!?


何、言う気なんだろうーーーー。