「ーーーーこれ、あんたが全部したの?」


最初の声は戸惑い。
割れたフロントガラスに、車外に投げ出された男は、伸びていた。

幸いなことに、この駐車場は、人っこ一人もいない。


「そいつ、俺の生徒じゃないからな。
関係ないーーーー。

ゆあを、傷つける奴にお仕置きしただけだ」







未だに私は先生の胸の中。
震える私はーーーー先生にしがみつき離れない。



「ゆあ、おいで」


わかってる、煌が彼氏で抱きつく相手は先生じゃない。


だけどーーーー私を襲った彼は煌と同じ制服を身に纏っていたから。


私は、、震える声で言った。






「ごめんなさい、煌っ、無理っ」




初めて、煌を拒絶してしまった。