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「なんだこれ」

ゆあの机の下に無作法においてある紙を拾った。


「ーーーー!!」


見たくなかった。
いや、行かなきゃまずいって思った。




白衣なんかバックの中に無作法に、投げ入れ走った。



紙がヒラリ、と床に落ちた。




"ゆあちゃんが好き、ゆあちゃんが好き。
誰かにやる前に、めちゃくちゃにしてやる"ーー。



クシャリ、と紙を握りつぶして、ゴミ箱に捨てた。



「水着買うって言ってたな。
なら、あそこか?」


誰の連絡先も知らない。

何も、分からない。

救えないじゃ、ダメだ。

誰よりも一番にゆあを助けたいーー。



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