先生、私のこと好きでしょ?

いつも今井くんなんて、言わない煌は。

なんだか、不敵に笑ってる。


「何、ゆあに迫ってる訳?
ゆあと俺はーーーー、付き合ってるよ?

だから、誰もゆあに手出すなよ?

手出したら、わかるよな?」

周りを見渡したのは、紛れも無い煌。

煌は、今ーーーー何を言いました?

私の聞き間違いでしょうか?











「へ〜、綾崎と赤松は付き合ってんだ。

へ〜、それはーーーー燃えるわなっ。
落とし甲斐はあるわっ」



しーん。




なんでここに?


教室内は、波を打った様に静かになった。




保健室にいる"悪魔"が降臨したんだからーー。


「あ、先生。
いつから、居たんですか?

気づかなかったですよ!」


嫌にニコニコの、煌。



「綾崎と付き合ってんだ?
綾崎って可愛いよね。
俺ーーーータイプなんだけど、綾崎奪っていい?」



ーーーー!?


騒めく教室。

ハラハラしてる人が、多数。
唖然が、半数を占めている。