「そうかーーーー。
大丈夫か?ゆあっ」


あ、優しいーーーー。

瞳の奥深く、優しさが滲み出ているのが垣間見える。

「ーーーー先生ってみんなに怖がれてますよ?
怪我した生徒あしらったり、群がる女子にひどいこと言ったり、、だけどーーーーゆあには優しいんですね」


煌ーーーー。
ダメだよ、それ以上はーーーー。


私は煌の腕を引っ張った。


「ーーーー何が言いたい?」


それは、低い冷たい声。

夏日が、マイナス何℃まで一気に下がった気がした。