はい、笑えないです。

全然。


だけど、隣にいる先生に私は嬉しかった。

先生との合宿。

先生が大好きだったから。

だけど私と先生の関係は秘密だから。

「ゆあ、災難だったね。
赤松とラブラブだったんにさ」

あ、そうだ。
沙月ちゃんは知らないんだ。

先生と私の関係。


「あ、沙月ちゃん。
あのさ、後で話があるんだ」


後ろから私に話しかける沙月ちゃん。

すこしだけ小声。

「うん、いいよ」


海での更衣室で、話そう。
1番仲がいい親友の沙月ちゃん。

話したい。
話して理解して貰いたい。

私と先生、私達の関係を。