バスに乗る時だって、私と先生は離れなきゃいけない。



「失礼するぞ。
たしか、川下が今日休みだったな。
バス1人余ってるよな。
ってな訳で、俺も同乗するからな。
いいっすよね、先生」


分かるーー。


嘘、先生がも目の前にいる。


金髪の今日はメガネないバージョンだ。
普段のメガネ先生が、今日はコンタクトなんだ。

私は思わず先生を見つめた。

「今日は海だからな。
メガネとか、うざったい。
まあ、先生の許可なんかいらねー。
座るぞ」



そう先生が座った場所は、私の隣。


「あ、あの須賀先生。
生徒の隣は、クジ引きで決まっーー「あ?」



怖っ!!



先生奮い上がってる。
「いえ、どうぞ。
綾崎さんが、いいなら」




「はーい、先生。
反対人がいるから、須賀先生は違う席希望です!」


そう、勇気ある声が聞こえて見たら煌で。


はい、わかる通り睨み合う2人。





「じゃあ、こうしたらいいよ!!」



沙月ちゃんの案は適切だった。

うん、補助席に座る先生と


煌の間な私。



その狭間で睨み合う2人に挟まれた私。