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朝、カーテンの隙間から漏れる光で目が覚めた、、なんて言わない。

ドアップの先生の顔が近い。
先生の吐息が鼻にかかる。

せ、先生近いよーー。


私、好きだな。
本当に、先生が。


「なぁに、見つめてんの?」





えーーー?






いつ、起きたの?




寝ていたはずの先生の瞳は、ニコリ、と笑って、私を映していた。





「ーー先生、いつっ!」


一瞬、時が止まったみたい。

私の呼吸は、数秒止まった。
だけど苦しくない。




とても優しいキスだったから。





「朝のチューもーらい!」



先生は、子供みたいに無邪気に笑った。



私は、突然の事に顔を真っ赤にして
先生の胸に顔を埋めた。