「うわ、白泣いてんじゃん!
アイツ泣けるんだ。
冷酷なやつだと、勘違いしてたわ!
今の内緒なっ」


白って言われてる男性は、きっと泣いてる男の人。


見た目は優しい中性的タイプ。

喧嘩に縁が無さそうに見えるけどーー、もしかして、この人が総長さんとか?



賢そうな、見た目。





と、言うか妊娠してたならそう言って欲しかった。

生と死を彷徨う話かと、目眩を覚えたよ私は。




「つか、肉が焦げるよ?
赤ちゃんは、分かったからっ」




あげはさんの隣の、レイさんは赤ちゃんよりお肉らしい。

1番最初に、お肉をパクリ、と食べた。





「レイってさ、赤ちゃん嫌い?」









この場にそぐわないことを聞いたのは、あげはさん。







「苦手かな。」






レイさんがそう口にした時、あげはさんの顔が曇った。





あげはさんーー?





「ーーそう、じゃあレイ。






私達、、












別れようかーー。」












えっーーーーーー?








あげはさんーーーー?