月の光で鮮明に見えてきたのは、、


大好きな子にアイツが、キスをしていた。

怒りで沸騰した、発狂したくなった。
だけどーーーー、今はまだ我慢する。



我慢するしか無かった。

早くこの場から去ればいいって、根気よく待った。



だけど、なかなか動かない。



何をしてるんだ?
壁から少し顔を出したら、先生が俺を見つつゆあにキスをしていた。


ーー!!


アイツまさか、気づいてたのか?




気づいてて、挑発的にキスをしたのか?


そう考えたら、フツフツと感じる怒り。




やっぱりアイツは、挑発的に煽っていた。

「ゆあ、好きだよ。
誰にも渡さないーー。
もし、近い存在が邪魔するならーー俺がその存在から引き離す。

ゆあは、渡さないーー」




先生ーー。。
俺、あんたのこと嫌いだよ。

大切で大好きな子を奪うあんたを、俺は許さない。


先生ーー。。


覚えといて。
俺は、あんたからゆあを必ず奪い返すから。




俺は、先生を睨んだ。



先生も気づいた様に睨んだのが、分かった。





先生の口が動いた。






"奪えるもんなら奪って見な"ーー。


口がそう、確かに言ってた。




望むとこだよ、先生。

絶対に先生から、ゆあを奪ってやるから。


*煌sideEND*