クールな蓮さんが、人前で可愛いなんてーー
まさに想像付かない。

ましてや、店内は活気に溢れていた。
「ーー後さ、呼び捨てで呼んでよ蓮って」


突然のことに追いつかない。

蓮さんを呼び捨て?
年上でましてや、先生。


だけど真剣に見つめらたら
頷くしか無かった。




「蓮ーーーー、好き。」





私が出会った先生は、、


俺様だけど優しいーー。
いつだって、私だけに優しい先生を

好きな生徒ーーじゃない。




「よろしい。
ゆあ、ゆあ以外ありえないからっーー」



先生と生徒だけの関係じゃない。



私達はーーーー特別な愛があるから。









「ヤキモチ妬く蓮が好きだよっ」




私は、ニコリ、と笑った。



最高の意地悪。


「うるせぇ」



言葉は乱暴だけど真っ赤な顔。



わ、わ、蓮が照れてる!

からかいたい衝動に駆られた。



「ーー蓮の可愛い1面みっけ!!」



私はきっと無邪気だった。


ニヤリと笑った蓮が近づいた。
間近に迫る顔。

あ、と思ったのも束の間。



奪われた唇。