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さっきのは、なんだったんだろう。


「なあ、ゆあ。

アイツがいる保健室、一人では行くなよ?」

何ーーーー?
真剣な瞳の煌と、ぶつかる。

「ーーーーなんで?
私、怪我多いし、保健室行く回数多いよ?」


煌が、変だーーーー。

「じゃあ、ゆあが具合悪い時は、俺か沙月に言って、連れてくからーーーー、わかった?」


こんな煌、初めて見た。

真剣で反らせない瞳が私を射抜くーー。

「ーーーーうん、わかったよっ」


頷くしかないーーーー。

「いい子だっ」
そう言い私の頭を撫でる仕草は、昔から変わらない。





「相変わらず、ラブラブだな煌は。
まじで、ゆあちゃんと付き合ってないの?」



同じクラスの、煌の友達。

今井 優くんだ。

「付き合ってないけどまだな。
まあ、アイツがどう出るか分からないしな」


まだーーーー?
急に、ドキドキする胸。