「彩乃先輩……変わってないですね」
「なにが?」
「必死に自分のこと正当化するところ」
「……は?」
真緒の言葉に顔が引きつる。
「私、ずっと思ってました。先輩に言われた通り、私が弱いんだって。弱いから部活にも学校にも行けないんだって。学校に行こうとすると、足が震えるんです。行こうと思ってもどうしてもいけない。怖くて仕方がないんです。その恐怖をあの頃のあたしは自分では拭えなかった」
「何が言いたいの?」
「あの時はまだ中1だったし私は子供だったから先輩の言葉を真に受けすぎてしまいました。でも、今ならわかります。先輩のあの行為は私への後輩イジメだと。先輩は私をいじめることでストレスを発散していた。違いますか?」
真緒のまさかの意外な反撃に面食らう。
あたしの知っている真緒は大人しくて何でも言うことを聞く子だったのに。
「そんなはずないでしょ?あたしは先輩として少しだけ厳しく後輩の指導に当たっていただけ」
「いいえ、違います。先輩は意図的に私をイジメました」
確信を持ったその言葉に胸の奥がざわつく。
それはなぜか。自分でもよくわかっていた。
真緒の言葉が正解だから。
あたしは意図的に真緒をイジメた。
「なにが?」
「必死に自分のこと正当化するところ」
「……は?」
真緒の言葉に顔が引きつる。
「私、ずっと思ってました。先輩に言われた通り、私が弱いんだって。弱いから部活にも学校にも行けないんだって。学校に行こうとすると、足が震えるんです。行こうと思ってもどうしてもいけない。怖くて仕方がないんです。その恐怖をあの頃のあたしは自分では拭えなかった」
「何が言いたいの?」
「あの時はまだ中1だったし私は子供だったから先輩の言葉を真に受けすぎてしまいました。でも、今ならわかります。先輩のあの行為は私への後輩イジメだと。先輩は私をいじめることでストレスを発散していた。違いますか?」
真緒のまさかの意外な反撃に面食らう。
あたしの知っている真緒は大人しくて何でも言うことを聞く子だったのに。
「そんなはずないでしょ?あたしは先輩として少しだけ厳しく後輩の指導に当たっていただけ」
「いいえ、違います。先輩は意図的に私をイジメました」
確信を持ったその言葉に胸の奥がざわつく。
それはなぜか。自分でもよくわかっていた。
真緒の言葉が正解だから。
あたしは意図的に真緒をイジメた。



