「せ、せんぱ……」
戦慄したかのように目を見開いてかすかな声をあげた真緒は一歩後ずさった。
「久しぶり。元気にしてた……?」
真緒は答えることなく、震える指先を隠すようにパーカーの袖を伸ばした。
「今日、学校は?まだ通えてないわけ?」
真緒は今中3だ。この時間にこんな場所に私服でいるということはまだ学校には通えていないらしい。
分かっていたのにあたしはあえて尋ねた。
「今は……違うことしてます」
「ふぅん。違うこと……?」
「はい」
煮え切らない様子の真緒。昔からこういうところが嫌いだった。
「もうバレーやらないの?」
そう聞くと、真緒は顔を持ち上げてじっとあたしを見つめた。
その瞳には非難の色が浮かんでいる気がする。
「なんかみんな勘違いしてるんだよね。あたしが真緒に厳しくしたせいで真緒が部活にこられなくなって登校拒否になったって思ってる。でも、違うよね?それって真緒が弱かったせいでしょ?」
真緒は何も答えない。あたしの言葉に抵抗するようにまっすぐな視線を投げかけてくる。
「あたしは先輩として当たり前のことを真緒にしてただけだし。そうでしょ?」
わずかな沈黙の後、真緒はあたしにこう言った。
戦慄したかのように目を見開いてかすかな声をあげた真緒は一歩後ずさった。
「久しぶり。元気にしてた……?」
真緒は答えることなく、震える指先を隠すようにパーカーの袖を伸ばした。
「今日、学校は?まだ通えてないわけ?」
真緒は今中3だ。この時間にこんな場所に私服でいるということはまだ学校には通えていないらしい。
分かっていたのにあたしはあえて尋ねた。
「今は……違うことしてます」
「ふぅん。違うこと……?」
「はい」
煮え切らない様子の真緒。昔からこういうところが嫌いだった。
「もうバレーやらないの?」
そう聞くと、真緒は顔を持ち上げてじっとあたしを見つめた。
その瞳には非難の色が浮かんでいる気がする。
「なんかみんな勘違いしてるんだよね。あたしが真緒に厳しくしたせいで真緒が部活にこられなくなって登校拒否になったって思ってる。でも、違うよね?それって真緒が弱かったせいでしょ?」
真緒は何も答えない。あたしの言葉に抵抗するようにまっすぐな視線を投げかけてくる。
「あたしは先輩として当たり前のことを真緒にしてただけだし。そうでしょ?」
わずかな沈黙の後、真緒はあたしにこう言った。



