トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~

あたしが間違っていたっていうの……?

バレーがチームプレーだって分かっていた。

だけど、あたしはこう思っていた。

このチームに技術のある人は自分しかいないと思っていたし、周りの人間のレベルの低さに辟易していた。

チームが負けた時には真っ先にミスした人をやり玉にあげて責めたりした。

みんな、あたしに面と向かって何か意見をしてきたことはない。

ぐっと奥歯を噛みしめて黙り込むだけ。

そんなみんなの態度はあたしをひどく苛立たせた。

言いたいことがあるならハッキリ言えばいいと思っていた。

でも、その本音は今、二人の会話でハッキリした。

みんなに辟易され、嫌われ、疎ましがられていたのはあたしだった……?

みんな……うちの両親やあたしに気を遣って言い返してこなかったってこと……?

なにそれ。それじゃまるで、あたし、裸の王様じゃない。

心の中でみんなを罵っていたその言葉が、後輩たちによってまるでブーメランのようにあたしの胸に突き刺さる。