教室を出たって行く先はない。
仕方なく具合が悪いということにして保健室へ入った。
ベッドの上に寝転びながら真っ白い天井を見上げる。
大会までもう時間はない。
いつまでも両親に隠しておけるはずがない。
言うなら早い方がいいと分かっているのにいまだ覚悟が決まらない。
両親はあたしがレギュラーから外れたなどと知れば目の色を変えて発狂寸前になるに違いない。
顧問に電話をかけてどうしてあたしをレギュラーから外したのかしつこく問いただすだろう。
昔からそうだった。両親はバレーのこととなると人が変わったようになってしまう。
そのとき、ポケットのスマホが再び震えた。
梨沙かな……。
重たい気持ちを抱えながら画面をタップすると、飛び込んできたのは信じられない文字だった。
【お母さんに嘘ついたわね】
「えっ……?」
思わずベッドから飛び起きる。
【今すぐ返信しなさい】
【今すぐ】
【早く!】
【早くしなさい!!】
間を置かずに届く狂気的なメッセージに表情が歪む。
何よ。一体、なに?どうなってるの……?
電源を切り、スマホをベッドの上で放り出して頭を抱えていると、保健室の扉が開く音がした。
仕方なく具合が悪いということにして保健室へ入った。
ベッドの上に寝転びながら真っ白い天井を見上げる。
大会までもう時間はない。
いつまでも両親に隠しておけるはずがない。
言うなら早い方がいいと分かっているのにいまだ覚悟が決まらない。
両親はあたしがレギュラーから外れたなどと知れば目の色を変えて発狂寸前になるに違いない。
顧問に電話をかけてどうしてあたしをレギュラーから外したのかしつこく問いただすだろう。
昔からそうだった。両親はバレーのこととなると人が変わったようになってしまう。
そのとき、ポケットのスマホが再び震えた。
梨沙かな……。
重たい気持ちを抱えながら画面をタップすると、飛び込んできたのは信じられない文字だった。
【お母さんに嘘ついたわね】
「えっ……?」
思わずベッドから飛び起きる。
【今すぐ返信しなさい】
【今すぐ】
【早く!】
【早くしなさい!!】
間を置かずに届く狂気的なメッセージに表情が歪む。
何よ。一体、なに?どうなってるの……?
電源を切り、スマホをベッドの上で放り出して頭を抱えていると、保健室の扉が開く音がした。



