トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~

「前から思ってたんだけど、エレナってお金に汚いところあるよね」

「……どうして親友にそんなことを言うの……?」

彩乃の敵意のある言葉に思わず顔を歪める。

「なに?梨沙ってばエレナの肩持つの?」

「ねぇ、彩乃。あたしは誰の肩を持つ気もないよ。だけど……」

ふと、今日エレナと二人でした会話が蘇る。

『でも、彩乃もちょっとズルいところあるよね』

『どうして?』

『サイトから電子チケットの申し込みすると彩乃に特典があるみたい。ポイントも貯めてるみたいだし』

『へぇ。そんなのがあるんだ』

『彩乃はあたしがチケットとってあげるって偉そうに言ってたけど、どうせ4人で行けば割引きにもなるし映画館行ってから買ってもよくない?』

エレナは不満げにそう漏らした。

『あー、そうだね。でも、電子チケットなら確実に席も取れるしいいと思う』

そう言って彩乃のことをフォローしたけど、本当は……どうなんだろう。