トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~

「ちょっ、ちょっと待って!自分の分は自分で払うけど、薫子の分は3人で割る必要なくない?」

「え……どうして?」

「だってさ、もとはといえば薫子を誘おうって最初に言い出したの彩乃でしょ?」

「何それ。あたしが悪いって言うの?薫子誘えば4人になるし、安くなるけどどうするって薫子誘う前にあたしちゃんとエレナに確認とったよね?」

「それはそうだけど、結果的には薫子にドタキャンされてこうなってるわけでしょ?薫子の分一人で払うのが嫌なんだったら、薫子が美容院に行く前に払わせればよかったじゃん」

「だってあの子あたしの言うことなんて全然聞いてくれなかったし!」

「そこで諦めた彩乃が悪いんだって。もっと強く言えばよかったじゃん」

「どうして全部あたしのせいなの?」

「さっきは気をつかってまあまあって言ったけど、正直にいうとあんなつまんない映画に誘った彩乃にもあたしイライラしてんの。自分の分も払いたくないぐらいのクソ映画だったもん」

「……は?何それ。そこまで言う必要ある?」

今にも取っ組み合いのケンカをはじめてしまいそうな二人の間に割って入る。