「なんか微妙だったねぇ……。これをわざわざ映画館でお金払ってみるのも……なんかもったいなかったかも」
映画が終わりロビーまでやってくるとエレナが不満げにそう漏らした。
彩乃が『あたし、これ見たい!面白そうじゃない!?』と言っていた今話題の新作映画は前評判もあり期待しすぎたせいか肩透かしを食らった気分になった。
悪くはなかった。でも、とても面白いとは言えない。
起伏のない物語に途中眠くなってしまったし、現に後ろの方の席からは誰かのいびきが耳に届いた。
「まあまあだったね。でも、もう見終わっちゃったししょうがないよ。あっ、そうだ。まだお金もらってなかった」
彩乃はそう言うと、取り出したスマホで何やら計算を始めた。
「えっと、一人1200円で、それと薫子の分を3人で割って……」
ブツブツとそう呟きながらスマホの画面をタップする彩乃にエレナが割って入る。
映画が終わりロビーまでやってくるとエレナが不満げにそう漏らした。
彩乃が『あたし、これ見たい!面白そうじゃない!?』と言っていた今話題の新作映画は前評判もあり期待しすぎたせいか肩透かしを食らった気分になった。
悪くはなかった。でも、とても面白いとは言えない。
起伏のない物語に途中眠くなってしまったし、現に後ろの方の席からは誰かのいびきが耳に届いた。
「まあまあだったね。でも、もう見終わっちゃったししょうがないよ。あっ、そうだ。まだお金もらってなかった」
彩乃はそう言うと、取り出したスマホで何やら計算を始めた。
「えっと、一人1200円で、それと薫子の分を3人で割って……」
ブツブツとそう呟きながらスマホの画面をタップする彩乃にエレナが割って入る。



