家に帰ると、母さんが
「湊〜手紙来てたけど…誰から?」と言われた。
俺は手紙を受け取り、差出人を見た。
名前は書かれて無かった…
「ありがと。」俺は母さんに言って、自室に向かった。
俺は、手紙を開いてみた。怪しいと思っていたが、興味があった。
手紙には、
“宮家 湊様
いきなりの手紙でごめん。
信じて貰えないだろうが、これはそっちから十五年後の未来だ。”そこまで読んで、俺は正直言って「はぁ?」と思った。
だが、手紙の続きには
“信じて貰えないことは分かる。
だから、証拠を見せようと思う。
明日、祐樹が彼女に振られる。
明日を、楽しみに…”と書かれていた。
俺は、そんな事信用なんて出来なかった。