19時、海風が頬を撫ぜる丘でさよならを。


…そうだよ。

純に頼ろうとするから、こんな思いをするんだ。

いつでも来いなんて言ったって、私が辛い時、本当にいつでも純が待ってるなんて、現実的に無理なんだから。

私を、終わらせれば。

もう人を好きになるとか、頼ろうとか、そんな浅ましいことも考えなくなる。


あの丘に行こう。

そして今度こそ。


地面につけた足をもう一度ペダルに掛けて、私は引き返そうとした。