19時、海風が頬を撫ぜる丘でさよならを。

正直なんだな。

一度も思ったことないってしておけば、すごく格好良かったのに。

でも説得力ある。

純といるとすごく、ホッとする。


「ありがと。なんか、純と話せてよかった。私ね、死ぬつもりだったの、昨日」
「え?なにそれ、まじ?」
「うん。まじ。ちょっと嫌なことありすぎて、もういいかなって」
「ダメだよ、よくねーよ!」


純が私の両肩をがしりと掴んで真剣な目を向けてきた。

どきり。

吸い込まれそうな瞳が、すぐ目の前にある。

男の子の力って、強いんだ…

こんなに心配、してくれてるんだって思ったら、胸が熱くなった。