「上がったら、先ベッドいってていいから」
「うん、ありがとう。……って、え?」
――ベッド!?
さっきも泊まるとかどうとか、たしかに言ってたけど。
べ、ベッドって……。
最近読んだ、少女漫画の少し刺激的なワンシーンが脳裏に浮かんだ。
いやいや、ないない……。
ただ、ひとつしかないベッドを仕方なく貸してくれるってだけだよ。
――そう思ってた。
あんなに熱くて、しんじゃうくらい甘い夜になるなんて――。
夢にも思わなかったんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…