……え?
目を見開く。
頭が真っ白になる。
「──きょうへい、」
「……来るな」
唸るような声が返ってくる。
そんなこと言われても
響平の周りに溜まる、赤いものは──
うまく息ができなかった。
「響平……っ」
「来るなっつってんだろ。……足元撃たれただけだ、……大丈夫だから、そこで待ってろ」
撃たれた?
どういうこと。
なにが起こってるの。
響平は体勢をゆっくりと立て直した。
そして深く頭を下げる。
「この子にだけは、何も、しないでください。……お願いします……」
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