謝られると、余計に惨めになってしまう。


クラス一、いや学校で一番可愛い美月ちゃん。

その白い肌に響平は優しく触れたのかと思うと、切ない気持ちが心をぎゅっと締めつけた。



大丈夫……。

そのうち、きっと慣れるはず。



美月ちゃんが響平の隣にいても、いつかは笑って、“おめでとう”って……。



私の気持ちは最後まで伝えることはできなかった。


でも結果的に、それでよかったのかもしれない。


どうせ響平は美月ちゃんと結ばれるんだから……。



「瑠花ちゃんは、国吉くんとうまくいってるんだよね?」

「え……」

「お似合いだってクラスのみんなも言ってるよ? 付き合っちゃえばいいのに!」