シン…と音がなくなる。 その静けさが緊張を加速させた。 「あと。お前が来てたトレーナー俺のだろ?」 にやりと上がる口角に赤面する。 「っ、ごめんなさい……。寒くて……ち、ちょうど近くにあったから……っ」 「ふーん?」 「ちゃんと、また洗って返すから……」 そう言いながら、そのトレーナーを自分が身につけていないことに気づく。 服は着ているけど、全く違うもの。 おそらく響平が着替えさせてくれたんだろうけど……