式場に打ち合わせに行った帰り道、私たちは葵と虎太朗との待ち合わせのお店に向かう。


今日は二人が私たちをお祝いしてくれるらしい。

湊の気持ちを知っていた二人はずいぶんやきもきしていたみたいだ。

タキシードを試着した湊の姿が脳裏に浮かび、道すがら私の顔は思わずにやける。

こんなにかっこよくて素敵な人が私と結婚するなんていまだに信じられなくて、朝目覚めて私を抱きしめて寝むる湊を見ていつも現実なんだと認識するのだ。