「長田先生って、酔わせると何でも話すんです。
本音を聞きたい時は酔わせるといいですよ?

本人気がついてませんから。

ちなみにはじめて過ごした夜の話も、素敵なプロポーズも暴露済みです。」


俺の顔はもはや赤くなったり青くなったり忙しい。

「長田先生が30迄に…なんてあの日爆弾発言したので私たち佐久間先生をおすすめしたんですよ?

ことあるごとに佐久間先生の名前をだして、お仕事中の白衣がとても格好いい佐久間先生の姿を見せたり、わざわざすれ違うように仕向けたり。

なのに!
先生なかなか動いてくださらないので強行手段にでたんです!

長田先生の30迄にの話を男性スタッフに流したんです。

焦って佐久間先生が動くように。

もちろん、私たちも長田先生にに近づくやからは阻止しましたよ?

だってお二人にはどうしてもうまくいってほしかったので。

晒名先生の結婚式の二次会で佐久間先生に話しかけろってしつこく耳打ちしてたんですよ?

喧嘩したときも部長たちにわざと口を滑らせさせて長田先生を外科に行くようにしむけたんです。

長田先生って感情がだだもれですからね。

というわけで、私たち今の話は口外しないので合コンセッティングお願いできますか?

先生の同期のイケメン集めてください。

ちなみに私は放射せん技師の宮前先生狙いなので忘れないでくださいね」


にっこり笑う彼女たちの前で

「はぁぁぁ、、、」

と深い深いため息をつき

「で、宮前と誰を連れていけばいいんだよ」

と苦笑いしつつもへたれな俺の協力者たちに感謝した。