クールな君と甘いキャンディ

意を決して伝えた瞬間、心臓が破裂するかと思ったけれど、思いのほかスッキリした。


有村くんは、ますます驚いたように目を見開いて固まる。しばらくそのまま黙り込む彼。


その様子を見て、やっぱりダメかもしれないなんて思う。


だけど次の瞬間、彼がボソッと一言。


「……っ、嘘だろ。夢見てるとかじゃないよな」


そう呟いたと同時に彼の腕が伸びてきて、そのままギュッと抱きしめられた。


ふわっとせっけんのような爽やかな彼の香りと温もりが、私を包み込む。


「俺も好きだ」


思いがけない彼の言葉に、ドクンと飛び跳ねる心臓。


ウソ……。そんな、まさか。有村くんも、私のことを?


なんだか信じられなくて、私のほうが夢を見ているみたいだった。