大天才魔法使いリリーの話

入学式当日の朝のこと。


「リリー!貴方が大臣と校長の娘ということは内密にしているわ。知っているのは、教師や国の上のものだけよ。それと!友達作りは慎重にね!恋人もよ?」

「え!?パパとママは分かるけれど、国まで出てきちゃうの?友達は楽しみだけれど、恋人は私になんか出来ないよ、まずモテることなんてない!

「はぁ、貴方の無自覚はどうかならないかしらね笑」

む、じかく?

「それと、まとめていた荷物はすでにもう送っているわ。今日から両親と3人で暮らせるわよ!」

「え!パパとママと!?」

嘘見たい...
うぅ、泣けてくる。

「えぇ、イアスとマリアも楽しみにしているって夜も眠れなかったと言っていたわよ。貴方の成長を見るのも楽しみだとも言っていたわ。それと、リリーと同じでずっと寂しくて何度も仕事を放棄してでも会いたくてたまらなかったと、言葉では伝えられないほどの感情があったと思うの。」


「うん...私も。なんかだかサプライズだね!笑
本当に嬉しい!!!早くパパとママに魔法を見せたいなぁ。」

「貴方の魔法は既に、両親も顔負けだと思うわよ。師匠と出会い、更に極めて一体どこまで貴方が魔法について知っているのかも、できるのかも私もわからない。是非、バトルに出てみるといいわよ。自分の力を試せるチャンスよ。」

「んー、バトルかぁ。でも暗黒の森に行けば思う存分闘えるし見せ物みたいで...私はやらないかな。」


「あら、そしたら一番高いランクの誰も倒したことのない魔物と対戦したどう?三体いるんだけれど、一気に三体相手するなんてどうかしら?」

「それなら楽しそうね。」

「決まりね♪バトルは学園の恒例でもあり、とても大人気なんだけれど、高度レベルの魔物を倒すと賞金を貰えるのよ♪そういえば、今年の高等科の生徒に凄い者が2人いるらしいわよ。」


「2人...か。どんな人なのだろう」