大天才魔法使いリリーの話


「入学式首席代表挨拶、アルト・ウェルシオール」

「はい」

1人はアルトって人かな。首席だし。

鑑定魔法を使い、ここにいる全員のレベルがわかる。んー、やっぱりアルトって人と、あと1人、ずば抜けている人がいる。場所的にSクラスにいる。

新入生代表挨拶が終わり、校長先生の挨拶が終わり、クラス移動となった。

その移動の際に、何度も校長と大臣の娘がDクラスの出来損ないだとか、間違いなんじゃないかとか、散々心ないことを言われた。

クラスでの自己紹介が終わり、私が思い描いていたのとは違くて、少し悲しい気持ち。

午前で終わり、私は行ってみたかった図書館に行った。

そこに行って驚きだった。閲覧禁止という鍵が書かれている部屋があった。かなり高度な魔法で閉ざされていたけれど、もちろん魔法で鍵を解いて、6時間そこにこもって全て読み終えた。昔から本を読む事が好きで、分厚い本でもすぐ読み終えてしまう。

にしても驚いた。閲覧禁止なだけ、きっと貴重な情報なのだろう。そして、私が生まれた15年前の出来事も詳しく書かれていた資料を見つけた。そこで驚いたのは、人が悪魔に体を乗っ取られ戦争になったこと。その悪魔とも出会ったことがあり知っている。その悪魔はかなりハイレベルのだけれど、悪魔も人と同じ感情を持っている。心に闇を持った悪魔だった。


けれど、この時の戦争は悪魔だけが悪いことじゃない。人間が悪魔と一体化をしようとして暴走したんだと、私は考えた。一体化するには、魔法使いの人並み超えたレベルが必要で、集中力や悪魔との仲も関係される。本当に信頼がないとできない。

その時暴走した悪魔は消え、魔法使いは未だに意識不明だと書かれている。

驚いたのが、意識不明の魔法使いは、学園でも優秀な生徒だったらしい。

なぜ、こんな戦争が起きたのか、未だ分からない。