緑の風と小さな光 第2部

テーブルの上にガラス細工の様な物を置いた。

「ロストークの水晶です。助けて頂いたお礼です。」

小さいが、精巧な花の彫刻だった。

「これはまた綺麗だね…いいのかい?」

「ええ。せめてもの気持ちです。お世話になりました。さあ、行こうエルグ。」

「…ああ。…お邪魔しました。」

3人はアンナの家を出た。