「あたし、泣いちゃってーーーその涙流したら頰にねーー!!」

ペロリ、と頰を舐められた見たい。
今のーーっ!!


「つまり、こう言うことね?
これはーー俺限定なのにね。

誰にもやらない。

なあ、あげはさあ、俺のこと……男って意識してる?」


ふぇ?

「そりゃ、男の子でしょう?
わかってるよ「ちなみに犬じゃないからね!」


ーーーーはあ?

「わかってるけどね、なんで?」





「夜、寝言で白いい子いい子って、俺男に見られてないって困るんだけど」

困る?
なんで?

あたしは首を傾げた。