もう絶対、ダメだと思った。

あの時と同じ誰も助けてくれないままだって、思った。

「ーーーー良かった。
居なくなって死ぬほど心配したっ」


死ぬほどーーーー?

なんで?


「あ、アイツは?
なんか急に静かになってーーっ「あー、大丈夫。今頃ーーーー」

言葉を濁す白。

「それより、なんかーーされてない?」

真剣な瞳に、心臓が跳ねた。

「大丈夫。
ただ、なんでもない」

白の瞳がそれを逃さない。

「何?やっぱりなんかされた?
誤魔化せないよ、言ってよ!」

どうしょうーーーー。
なんて、言うかな?