白がいない。

「ねえ、白は?
知らない?」

「白なら総長室で寝てるはず」

あたし、なんかしたかな?
わからない。
わからないでごめんなさい。

「落ち込むなよ、違うよ。
あげはが、、、なんつーか可愛くてねれないらしいから」

かああ、と染まる赤。

可愛くて?


恥ずかしい。
そんな訳ない。

「おやすみ」

朝ーー旬の背中にそう言った。


いない白には、起きたら「おはよう」って言う。


あたしは、それまでオシャレにしょうと気合を入れた!