「あは、ありゃ悲惨だね。
部屋割りどうする?
あのままじゃ、死ぬよあいつら」

笑い事じゃねーよ。
俺は、黒を睨みつけた。

「何時に出る?」

「10時頃。無理なら、先に行くが?「いや、行く」

誰が、龍達にあげはを託すか。

「なんか、あげはちゃんウキウキでもう起きてるしね!」

そう言えば、あげはがいない。
一体、どこに?

ガラッとドアが開いた。

「あ、おはよ旬。
寝れた?目やばいよ?」

やっぱ言われた。

「あたし、うるさかった?」
気にするあげは。


いや、可愛くて寝れねーよ。
寝返り打つ度に、吐息が漏れてさ。

昨日の寝言を思い出しにやける俺。


「いや、時間まで寝ていいか?
ちゃんと行くからさ」

「うん、楽しみだな旬っ」


やっぱり、あげはが好きだ。
守りたい。

*旬side終わり*