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*旬side*

「スースー」

あげはの寝息が聞こえる。

ポンっと暑いのか、布団から脱げ出したあげは。

「ったくーー風邪引く…ぞ。
白、やばいこれはーーっ」


「はあ?何……が?ーーーーっ」


布団を蹴った素足が丸見えで、少し白いショーツが、見えている。

ーーーーっ。



パサッーーーー。
白が、布団をかけ直した。














「ーーーーなあ、白っ。
俺、龍の部屋行きたい」

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「同じくっ」


ムクッ、と起き上がった俺ら。
だけどーーーーぎゅっ。


右手は俺の手。
左手は白の手を握った小さな手。


動けないーーーー。


俺達は、顔を見合わせた。



「ンッ、旬、白大好きっ!」
実は起きてるんじゃ無いかまで、考えた。

「俺、寝れないかも知れない」

「おんなじだよっ」

可愛すぎてやばい。
あげはと過ごす1日目が、過ぎて行くーーーー。



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