「名前、面白いよね」

あはは、と笑う白はなんだか掴み所がない奴。
んー、クールな、感じ。

「さっきから黙って睨んでるその人は、誰?」

最初に、威圧感だけを残したままの厳つい。
一人だけ違う雰囲気は、独特でーーーー
なんだか、少しだけ怖い。


あたしは、思わず目をそらし白を見た。

「あは、龍が怖いってよ。
普通怖いよね。
あ、そう言えば君名前は?」

白なら怖くない。

不思議。

纏う雰囲気が柔らかくて、安心するのかも。

「あげはだよ」

いつも、蝶々みたいなあたしの名前は。。

あまり好きじゃない。