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なんか、さっきから睨まれてる?
白と旬から、睨みがやばい。

「何?
なんか、怒ってる?」

怖いんだけどね。
あげはとのやんわりとした雰囲気は無い。

「何が、「あげはの初めてが俺ならいいのに」とか言ってるわけ?キモっ!」

ほら、これだよ。
旬の口の悪さ。

「そうそう、しかも「あげはと一緒に寝たい」、とか、何調子乗ってるわけ?」

白が、最近冷たい気がする。

俺は、黒を見つめた。


「まあまあ、二人共。
仕方ないじゃん、龍、頭あったかいんだから!」

優しい黒。何気にひどいこと言ってるが。

ガラッーーーー
ガヤガヤうるさい幹部室に。

「あれ?
どうしたの、みんな?」

可愛い可愛いあげはの声に、引き戻される意識。