「なんか、旬が優しい。
変なの、あははっ」
泣いてた筈のあげはが笑う。

「俺が優しいの、あげはにだけだからなっ」

ずっと、そばにいたい。

誰よりも、ずっと側に居たい。
渡したくないし、大切。

「なあ、あげは。
一緒に寝たいっ」

甘く優しく囁いて見た。
少し顔を赤くしたあげは。

白が、旬が俺を睨んだ。


「ごめんね。まだ、二人っきりは無理。
白っ、ギュッとしてくれる?」


まじか。
白、抱き締めて寝るのかよ。

こんな可愛いあげはをーーーー?

「うん、わかったからメイド服脱いで部屋着に着替えておいで。
皺になるよ?」

そのままの姿で寝ていたあげは。
きっと可愛かっただろうな。

俺は1つため息を零した。