「幹部室も、大丈夫な訳?

客間室とか、あるじゃん!!女の子だよ。
なんかあったらどうする訳?」


絶対、旬も、黒もあげはに持った感情がある。
それは、きっとーーーーあのなんの変哲もない暗い路地裏で出会ったあの瞬間ーー。

可憐な蝶にみんな虜になった。

凄く暗いあの場所で、一人だけ。
たった一人で、小さなあげはが一人で戦おうとしていたこと。

「俺、あげはを守りたい。

あげはが、男が怖いなら余計にーー少しずつ近づいていきたい。
それじゃダメな訳?
無理矢理、側に置いて泣かしてたらーー傷つけた奴と同じことしてんだよ!!」


熱いって笑う?

だけどーーーーあげはには、あげはにはずっと笑っていて欲しいんだ。