「あげはに頼みがあるんだけど。
俺さあ、たぶんこのままだと龍に殺されるかも。
だから、それ着てくんない?」

カバンを指差す俺に、黒と旬は首を傾げた。

「いいけどーーーどこで着替えたらいい?」

「あ、客間室。
こっち」

俺は客間室に入っていく、小さなあげはを見つめた。

黒と旬は、不思議に首を傾げた。

「あのさ、着替えって何?
それが、龍となんの関係あるわけ?」

黒が、客間室の前。
中が、気になるみたい。
俺も気になるけど。

「後、出勤って何?なんか、アルバイトでもしてるわけ?」

旬、鋭い。




「あの〜〜、着替えたよ白っ」




ナイスタイミングのあげは。


引き戻される気持ちもーーーー行動を止めるのもみんなあげはの力だ。






「な、何それ。
あげはちゃん、やばいよそれはっ!!」

「………あげは、まさか仕事って」

ああ、気づいたなあいつら。


「「メイド喫茶!?」」

それはーーーーーーホント可愛いあげはが、いた。