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*白side*

「ただいま、準備出来た?
般若来た?」

幹部室を掃除している黒に聞いた。
ここが、あげはの場所?
つか、幹部室はやばいのでは。

「出来たけどね、般若って?」

黒は、マジで分からなそうだけど。

「あ、いたいた白!!
お前、何やらかしたんだよ。
龍、かなり怒ってたぞ!」

おーこわ、と体を揺らす旬がいた。

「あー、般若って龍か。
そー言えば白のバイク乗って帰って来たな。
あ、あげはちゃんおかえり!!」

黒が、あげはを抱き締めようと手を伸ばす。

ガシッーー。

「触るなよ、いくら兄貴でも許さねー!」
襟首掴んで引き戻す。

「あ、あたし明日出勤だ。
どうしょう!」

「「出勤??」」

あー、メイド喫茶かよ。
手元に抱えたバックの中に、メイド服があるらしい。
待てよ。
でも使えるかも。
機嫌の悪い龍を、元に戻す方法。