「白ーー優しすぎだよ。
ーーーー、だけど、ありがとうっ!」

あたしは、白にいつまでもくっ付いていた。


「うおおおお!!白!!!?
あげはに何してやがる!!!!!?」



後ろを振り返り気づいた時、あれいない?
ううん、たしかに居たよ。

横に勢いよく、入ってきたバイク。

「うわっ、総長!?
白さん、ヤバイですよ!完全にキレてますよ!」

「んーー撒け。
大丈夫、ツヨシなら出来るっ。
今更どうしていいか、分からない」

そんな、無責任な!!
撒いたタネは、白なのに。

「ちょっと止まって!!
まずは、誤解を解かないと!」

「いや、ありゃ止まらないよあげは。
とりあえず、倉庫帰ろう。
もうちょい飛ばしてくんない?」


え、誤解解かないの?